FXで利益を得る方法といえば、異なる2国間の通貨のレートの差額で利益を得ていくという方法が一般的ですが、長期の資産運用のためにFXを活用していくという方法もあります。長期の資産運用であれば、外貨預金でもよいのではないかと思われるかもしれませんが、FXでも円で高金利通貨を買うことによって金利差分がもらえるので、長期の資産運用にも活用することができます。また、外貨預金と違って、金利の利率が高く、取引コストもかからないというメリットがあります。FXの各国間の金利差については、これをスワップポイントと呼びますが、例えば、円の金利が0.1パーセントで他の外国通貨の金利が5パーセントであれば、4.9パーセント分の金利を購入額に応じてもらうことができることになります。
スワップポイントは、毎日受け取ることができるので、保有している通貨を決済しない限り、毎日金利差分の収入を得ることができます。毎日得られる収入は多くはありませんが、長期的に保有しているとそれなりの額になっていきます。ただし、為替には為替変動リスクがありますから、保有している通貨の価値が下落してしまうと、含み損を抱えてしまい、金利差分の収入を差し引いても損失の方が多くなってしまうこともあるので注意が必要になってきます。このようなケースへの対策としては、通貨が安い時に少しずつ積み立てのように通貨を購入していくことで、通貨の価値が下がった時でも、含み損に耐え切れずに決済してしまうというリスクを減らすという方法があります。